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2018年7月6日

第96回国際協同組合デー・メッセージ

神奈川県生活協同組合連合会
会長理事 當具 伸一

今年で第96回目を迎える国際協同組合デーは7月7日です。

国際協同組合デーは、世界の協同組合が協同組合運動の発展を祝い、平和とより良い生活を築くために運動の前進を誓いあう日で、毎年7月第1土曜日と定められています。

1922年10月にドイツ・エッセン市において開催されたICA*中央委員会で討議・了承され、翌1923年、第1回国際協同組合デーとして祝賀されました。また、1955年のICA設立100周年に際しては国連も同日を「協同組合の国際デー」と認定し、各国政府、国際機関および協同組合組織等に向けメッセージを発信しています。

 

今年の国際協同組合デーのスローガンは「協同を通じた持続可能な社会へ」です。

これは、2015年に国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(SDGs)に基づいています。SDGsは、すべての人が取り残されることなく、世界が持続して発展していけるように、飢餓や貧困、差別の根絶、環境問題の解決や平和と公正といった、17の目標を掲げています。

そしてSDGsには、その担い手の一つとして「協同組合」が明記されています。

今日、参加・協同・連帯を基本原理とし、地域住民の自助に基づく相互扶助活動を推進する協同組合への国際的な注目と期待が高まっています。一昨年、「協同組合において共通の利益を形にするという思想と実践」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことも記憶に新しいところです。

 

国際NGO団体オックスファムの報告によれば、昨年、世界で新たに生み出された富の82%を世界で最も豊かな1%が手にし、一方で世界の半分の貧しい37億人が手にした富の割合は1%未満であったといいます。世界で格差と貧困が拡大しています。それは日本も同様です。格差と貧困、地域コミュニティの崩壊が広がるもとで、未来に希望を持てない多くの人々が不安を募らせています。 

神奈川では昨年の3月に神奈川県協同組合連絡協議会が発足して会員86組織に広がり、地域で多彩な連携が始まっています。また、今年の3月には協同組合や労働福祉団体、市民団体が共同してフードバンクかながわを設立しました。食品ロスを削減し、行政や社会福祉協議会、地域のフードバンクや子ども食堂などと連携して、生活困窮者の食を支援する事業をスタートさせています。

 

協同組合は組合員同士のたすけあいの組織として、人と人とがつながり、地域のなかで支え合うことのできる組織です。そして協同組合同士の協同でその役割はさらに発揮することができます
第96回国際協同組合デーを記念し、この連携をさらに広げ、深め、地域の協同を通じて共にすみよい神奈川を実現してまいりましょう。

 

 

*ICA― 国際協同組合同盟

1895年ロンドンで設立された世界の協同組合の連合組織。加盟組織は107か国308団体

 

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