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2018年5月24日

6月4日〜10日「歯と口の健康週間」が始まります

健康寿命延伸のために口の健康づくり〜オーラルフレイル予防〜

のばそうよ 健康寿命 歯みがきで

 

1928年から1938年まで日本歯科医師会が、「6(む)4(し)」にちなんで6月4日に「虫歯予防デー」を実施していました。1939年から1941年まで「護歯日」、1942年に「健民ムシ歯予防運動」としていましたが、1943年から1947年までは中止されていました。

しかし、1949年、これを復活させる形で「口腔衛生週間」が制定されました。1952年に「口腔衛生強調運動」、1956年に再度「口腔衛生週間」に名称を変更して厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会が1958年から2012年まで「歯の衛生週間」、そして2013年より「歯と口の健康週間」として今日まで実施しています。

2018年度の標語は、「のばそうよ 健康寿命 歯みがきで」

 

健康週間の目的

歯と口の健康に関する正しい知識を普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療を徹底することにより歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進に寄与することを目的としています。

 

口の機能の衰え「オーラルフレイル」 早めに気づいて対策を

「しゃべりにくい」「食べこぼす」「わずかにむせる」「噛めない食品が増えた」など口の些細な症状を感じる事はありませんか。もしかしたら、それはオーラルフレイルの症状かもしれません。

これまでも、歯や口の健康は健康寿命に関係することが、様々な研究で明らかにされてきました。例えば、「歯の本数が多いほど長生きする」「歯の本数が多い、または義歯を使用できている人ほど認知症にならない」「歯を失い、義歯を使用していないと転倒リスクが高まる」などです。

運動機能や生理的な機能が低下して日常の生活活動が低下した状態が「フレイル」。多くの高齢者がフレイルの段階を経て要介護状態を迎えます。 健康に長生きするためには、フレイル予防が大切です。

オーラルフレイルとは、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え(フレイル)の一つです。これら概念は東京大学高齢社会総合研究機構の辻哲夫特任教授、飯島勝矢教授らによる大規模健康調査等の厚生労働科学研究によって示され、この研究をきっかけにさまざまな検討が進められています。

オーラルフレイルとは、健康と機能障害との中間にあり、可逆的であることが大きな特徴の一つです。つまり早めに気づき適切な対応をすることでより健康に近づきます。このオーラルフレイルの始まりは、前述の滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増える、口の乾燥等ほんの些細な症状であり、見逃しやすく、気が付きにくい特徴があるため注意が必要です。

また日本人の死因第3位の肺炎は、口の健康と大きな関係があるとも指摘されています。

歯や口の健康をおろそかにすると噛む力や舌の動きも悪くなり、栄養が十分に取れなくなります。また、滑舌も悪くなり人との交流を避けるようになったり、家に閉じこもる生活になりやすく、社会性の低下を招いたりもします。

オーラルフレイルは全人的なフレイルの「前触れ」とも言われ、早期に気づいて対応する事で、身体の大きな機能不全の予防になります。よく噛むことや、しっかり歯みがきをすることから始め、定期的に口腔内の状態を診査してもらい口腔機能の維持、向上に努めていきましょう。

 

医療福祉生協では

 神奈川の医療福祉生協には、川崎医療生協に生協歯科クリニック(川崎区桜本2-1-22)があります。また、口腔周囲筋の衰えを予防するために、「あいうべ体操」や「パ・タ・カ・ラ体操」、「嚥下おでこ体操」やピロピロを使った腹式呼吸エクササイズ等、無理なく楽しくふだんに出来るさまざまな健康づくりをすすめています。

 

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