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2018年3月6日

意見 プーチン・ロシア大統領の「無敵の核兵器」演説に抗議する
〜私たちは核兵器のない世界を求めます〜

神奈川県生活協同組合連合会
代表理事会長 當具 伸一

 

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は3月1日、今後の施政方針に関する年次教書演説で、米国が開発するミサイル防衛システムに対抗するためとして、「世界中が射程に入る」とする巡航ミサイルなどを公表し、西側諸国が「新たな現実を考慮に入れなくてはならず、(新兵器が)こけおどしでないと(中略)理解しなくてはならない」と述べました。  

新たな2つの核兵器運搬システムについて、1つ目については「探知されにくい低空飛の巡航ミサイルは(中略)ほぼ無制限の射程距離に核弾頭を運ぶ。飛行経路は予想不可能で、何十もの迎撃システムをかいくぐることができ、既存のあらゆる防衛システムに対して、そしておそらく未来の防衛システムに対しても『無敵』だ」と語り、2つ目は潜水艦から発射される、核兵器を搭載できる長距離ミサイルでした。

核兵器を近代化して強いロシアを確立すると強調するプーチン大統領の姿勢は、ドナルド・トランプ米大統領による数カ月来の同様の発言を反映したものであろうと思われます。

 

私たちは戦争被爆国の国民として、核兵器を弄び他国を威嚇する行動、使い勝手の良い核兵器の研究開発、戦争を煽り戦争の危機を高める言動、核実験などの動きについては強く抗議するものです。

核保有国は、国連における兵器禁止条約の採択と署名・批准の開始という新たな世界秩序づくりの動きを踏まえること、核兵器廃絶に向けた誠実な努力を積み重ねることを求めます。

 

私たちは、被爆者とともに核兵器のない平和な社会を求める活動をすすめてきました。

悲惨な戦争を体験しまた他国民にも強いた日本国民だからこそ「もう戦争はごめんだ」と切に思います。核兵器を廃絶し恒久平和を実現することは、戦争被爆国日本の国民みんなの悲願であり、また基地県である神奈川県民の強い願いです。

ロシアには、米国とともに核兵器による威嚇ではなく誠実な対話の努力を重ねることを強く求めます。今回の施政方針は、「核兵器のない世界」に向かう世界の努力に逆行し、世界を破滅に追い込むものです。私たちはロシアが、核兵器の近代化による威嚇や恫喝による危うい世界ではなく、核廃絶の道を誠実に歩むことを求めます。

 

核兵器の終わりか、それとも私たちの終わりか。

世界は核兵器の終わりを求めています。

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