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2017年7月10日

核兵器禁止条約の採択を心より歓迎します

神奈川県生活協同組合連合会
代表理事会長 當具 伸一

 

ニューヨークの国連本部で制定会議が行われていた「核兵器禁止条約」が最終日の7月7日に122か国の賛同を得て採択されました。

 

私たちはヒロシマ・ナガサキの被爆者が「ヒバクシャ国際署名」で呼び掛けきた内容が反映されている「核兵器禁止条約の採択」を、人類史に残る出来事として、被爆者や平和を願う世界の市民とともに心より歓迎します。

 

 日本被団協を結成して60年間、「私たちは自らを救うとともに、私たちの経験をとおして人類の危機を救おう」「ふたたび被爆者をつくるな」と願い訴えてきた被爆者は、昨年4月、もう待てないとして「被爆者は、すみやかな核兵器廃絶を願い、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを、すべての国に求めます。」と、「ヒバクシャ国際署名」の運動を始めました。神奈川の生協も神奈川県原爆被災者の会の皆さまとともに署名運動に取り組んできました。

 

条約では前文において「核兵器の使用の被害者(Hibakusha)及び核兵器の実験により影響を受けた者にもたらされる容認しがたい苦しみと害」に心を寄せ、「核兵器によりいかなる威嚇又はいかなる使用も武力紛争に適用される国際法の規則、特に国際人道法の原則及び規則に違反する」「核兵器のいかなる使用も人道の諸原則及び公共の良心に反する」ものであり、「核兵器の法的拘束力のある禁止は・・・核兵器のない世界の達成及び維持に向けた重要な貢献」としています。

 

ホワイト議長が記者会見で述べた通り、条約は国際的な法律上の規範となり、核兵器に依存しない21世紀の安全保障の形をつくることにつながります。「核兵器は違法だ」と言えるようになることは大きな成果であり、国連総会が1946年第1号決議で「核軍縮を国連の最優先目標」として以来、核兵器を無くす取り組みの偉大な一歩です。

人間がつくり出した核兵器は人間のみが無くすことができます。

 

国連の軍縮部門トップの中満事務次長が述べているように、「採択をきっかけに核保有国と非保有国の対話が進み」、地球上の全ての国がこの核兵器禁止条約を承認することを望みます。そしてその中で唯一の戦争被爆国である日本が積極的な役割を果たしていくことを強く願っています。

 

私たちは、神奈川県原爆被災者の会の皆さまとともに、すべての国が核兵器禁止条約に参加することができるように、これからも多くの市民の賛同を呼びかけ、核兵器のない地球の実現をめざします。

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