HOME > ニュース > 過去のニュース一覧 文字サイズ 大きくする 普通

2017年7月4日

2017「協同組合のつどい」 開催しました

    神奈川県内の協同組合は1987年から毎年、県内の協同組合・協同組織に携わる人々が協同組合運動の前進を誓い合う場として「協同組合のつどい」を開催しています。前年の1986年には、神奈川県農協中央会と神奈川県協同組合提携推進協議会を発足させています。

   今年の3月7日、協同組合組織のより広い交流・連帯をすすめ、県民に対する協同組合の理念発信を促進し、すみよい地域社会づくりに寄与するものとして、新たな協同組合連携組織である「神奈川県協同組合連絡協議会」をスタートさせました。2017「協同組合のつどい」は、「神奈川県協同組合連絡協議会」のもとで開催される初めてのつどいです。

  今回の「協同組合のつどい」で解題をされた一橋大学の富沢賢治名誉教授は、国連が「貧困の撲滅と雇用の創出、社会的包摂の促進のために協同組合の可能性を開発するよう、各国に求めた」ことなどを紹介し、神奈川県協同組合連絡協議会の結成の意義と期待を、「協同組合は人間の絆を強めることができる最良の組織であり、協同組合員同士の共同を強めるとともに、協同組合同士の協同を強めることが必要。協同組合同士の協同を強めるために、神奈川県協同組合連絡協議会の結成は大きな歴史的意義がある。」「神奈川県協同組合連絡協議会の設立趣意書にある、『非営利・協同の価値を共有する全ての協同組合組織のより幅広い交流・連帯と、県民に対する協同組合の理念発信を促進し、協同組合運動の発展と住みよい地域社会づくりに寄与する』という目的を実現するには、神奈川県内の非営利・協同組織の活動の現状を知ることが不可欠であり、本日のつどいに期待する。」と述べられました。

2017「協同組合のつどい」

2017「協同組合のつどい」メッセージはこちら↓

テーマ

非営利・協同の連携が拓く新しい地域のあり方〜食、福祉、働き方、環境

主催

神奈川県協同組合連絡協議会

日時

2017年7月3日(月)13時〜16時

会場

横浜情報文化センター6階 情文ホール(横浜市中区日本大通11番地)

参加者

46団体、190名

研究者

日本大学、一橋大学、東京農業大学、関東学院大学、横浜国立大学・大妻女子大学、(一社)JC総研

農協関係

JA共済連、JA横浜、JAセレサ川崎、JAよこすか葉山、JAさがみ、JA湘南、JAいせはら、JAはだの、JAあつぎ、JA県央愛川、JAかながわ西湘、JA相模原市、JA津久井郡、JA神奈川県女性組織協議会、JA神奈川県信連、JA全農かながわ、JA共済連神奈川、JA神奈川県厚生連、JA神奈川県情報センター、(株)農協観光神奈川支店、JA神奈川県中央会

漁協関係

神奈川県漁連、平塚市漁協

森林組合関係

 

神奈川県森林組合連合会

生協関係など

 

ユーコープ、パルシステム神奈川ゆめコープ、生活クラブ生協、うらがCO-OP、富士フイルム生協、川崎医療生協、北央医療生協、医療生協かながわ、労協センター事業団神奈川事業本部、共栄火災海上保険梶A神奈川県労働者福祉協議会、神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会、(特非)ワーカーズ・コレクティブ協会、潟Oリーンピア、(特非)参加型システム研究所、ワーカーズコープ・キュービック、神奈川県消費者団体連絡会、神奈川県生協連、インターネットジャーナル

内容

 

 

司会

日本労働者協同組合連合会センター事業団神奈川県事業本部 尾添 良師 本部長

 

開会挨拶

連絡協議会代表 神奈川県農業協同組合中央会 長嶋 喜満 会長

挨拶要旨はこちら↓

 

解題

非営利・協同の連携の現代的意義

一橋大学 富沢 賢治 名誉教授(神奈川県協同組合連絡協議会アドバイザー)

 

事例報告

「神奈川県における非営利・協同の連携の取り組みと展望」

 

進行

神奈川県農業協同組合中央会 二宮 務 専務理事

 

第1報告

「直売所・朝市における連携」

JA湘南 営農経済部営農販売課 中野 雄一 課長

平塚市漁業協同組合 伏黒 哲司 総務主任

コメント 神奈川県漁業協同組合連合会 鵜飼 俊行 代表理事専務

東京農業大学 白石 正彦 名誉教授

(神奈川県協同組合連絡協議会アドバイザー)

 

第2報告

「就労支援センターの立ち上げによる福祉分野の連携」

特定非営利活動法人ワーカーズ・コレクティブ協会 中村 久子 理事長

日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会センター事業団

神奈川県事業本部 鳴海 美和子 副本部長

企業組合ワーカーズコープ・キュービック 平尾 弘子 理事長

コメント 関東学院大学 佐藤 達也 教授

(神奈川県協同組合連絡協議会アドバイザー)

 

第3報告

「再生可能エネルギーを通じた連携」

生活クラブ生活協同組合 政策調整部企画調整課 椿山 末雄 リーダー

生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ 嶋村 聡子 常任理事

コメント 神奈川県森林組合連合会 谷 善造 常務理事

日本大学 高橋 巌 教授

(神奈川県協同組合連絡協議会アドバイザー)

 

3事例の報告を受けてのコメント

 

 

横浜国立大学・大妻女子大学 田代 洋一 名誉教授

(神奈川県協同組合連絡協議会アドバイザー)

 

総括

富沢 賢治 名誉教授

 

2017協同組合のつどいメッセージ

 

 

神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会  木村満里子 理事長

 

閉会挨拶

連絡協議会代表 神奈川県生活協同組合連合会 當具 伸一 会長理事

挨拶要旨はこちら

 

別室で特別企画

足柄茶試飲、県内海産物の試食、DVD上映

(株)グリーンピアプチトマト栽培キット頒布

 

このページトップへ

2017「協同組合のつどい」メッセージ

今年は、国際協同組合同盟(ICA)が毎年7月の第一土曜日を国際協同組合デーとしてから95回目、国連の国際デーとなってから23回目となります。2017年の国際協同組合デーは7月1日でした。

今年の国際協同組合デーのテーマは「包摂」、スローガンは「協同組合はだれも取り残されない社会を実現します」です。

国際協同組合同盟はメッセージの中で、「所得格差が世界中で拡大している中でも、不平等の解決策が存在することを思い出してください。なかでも協同組合モデルは、最前の解決策です」と述べ、第7原則である「コミュニティへの関与」にふれて、協同組合が協同組合以外の平等も促進していることを強調しています。

今、わが国は、貿易政策、規制改革、エネルギー政策、社会福祉など国民生活の根幹である安全・安心に係わる課題について、混迷の度を増しているように見えます。わたしたちはこうした問題に対して、非営利・協同という共通の視点に立ち、地産地消の促進、民主的な事業運営、再生可能エネルギーの普及、地域でのたすけあいなど明確な方向性を持っています。

本日のつどいは、神奈川県協同組合連絡協議会が発足して初めて開催されました。県内の非営利・協同の理念に共鳴する85組織が集まったこの協議会は、食・農、健康・福祉、環境、働き方など、わたしたちが生活していく上で欠かせない課題に対し、地域社会において連携して取り組んでいくことを目的としています。

「2017協同組合のつどい」に参加したわたしたちは、仲間の優れた取り組みに学び、実践を通じて、お互いを知り合い、地域社会に協同の理念を広め、すみよい神奈川づくりに取り組んでいきます。

 

2017年7月3日

神奈川県協同組合連絡協議会
2017協同組合のつどい参加者一同

 

 

このページトップへ

2017「協同組合のつどい」 開会挨拶要旨

ただいまご紹介いただきました、JA神奈川県中央会の長嶋と申します。

国際協同組合同盟(ICA)と国連が、毎年7月第1土曜日を国際協同組合デーと定め、本年は7月1日であることに呼応し、本日、「2017協同組合のつどい」を開催いたしましたところ、「神奈川県協同組合連絡協議会」の会員組織をはじめ、協同組合に心を寄せる多くの皆様に、ご出席を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、昨年、協同組合がユネスコの無形文化遺産に登録されました。提案国のドイツ政府は社会・文化・経済の公正な発展に向けた協同組合の努力を高く評価しています。

一方、わが国に目を向けると、政府の規制改革会議における農協解体とも言える議論に加え、更に、漁業や林業についても検討していくと言及され、まさに地域に根ざし公正な事業を展開してきた協同組合を否定するものです。

また、農業分野においては、EUとの経済連携協定締結に向けた動きが加速し、国内畜産業の再生産が脅かされる、乳製品や豚肉などの関税撤廃・引き下げが、強行されかねない状況にあります。

こうした中、われわれ非営利・協同の価値を共有する者が連携し、広く県民に対して協同組合の理念への理解と地域社会に欠くことのできない存在であることを発信していくことが、協同組合の発展に係る共通の取組課題と言えます。

このため本日のつどいは、連絡協議会に集う各組織の地域における取り組みを学び、アドバイザーの先生方からご助言をいただきながら、非営利・協同の連携が拓く地域社会づくりに向けた契機にしたいと考えております。

なお、皆様のお手元の資料には、生協・農協の共同出資会社グリーンピアより、ご提供いただいたミニトマトの栽培セットが入っており、つどいの終了後には、7階の別会場にて足柄茶試飲と海産物試食をご準備しておりますので、お立ち寄り下さい。

最後に本日ご出席の皆様方の一層のご活躍を祈念し、開会のあいさつといたします。

 

このページトップへ

2017「協同組合のつどい」 閉会挨拶要旨

お疲れさまです。

神奈川県協同組合連絡協議会の代表を長嶋会長と共に仰せつかっております、神奈川県生協連の當具と申します。

今回の「協同組合のつどい」は、この3月7日に発足した、「神奈川県協同組合連絡協議会」のもとで開催される初めてのつどいとなりました。

「神奈川県協同組合連絡協議会」は、三十数年前に私たちの協同組合の先輩たちが、困難な時代に県内の協同組合間提携をすすめようと長い間協議し、決意したことをもう一度思い起し、もっと地域で協同し、つながり、あらたな「すみよい神奈川づくり」をすすめていこうとして発足したものです。

現在、社会のひずみは大きく広がり、顕在化しており、大変先が見えない、希望が持ちにくい時代になっています。

一方で世界的には、私たち協同組合は、「価値 と原則に基づき人々のニーズに応えるために存在している事業体として、これからの世界を持続可能なものにしていくのに、ふさわしい協力者」との高い評価がされています。

本日は、「神奈川県における非営利・協同の連携の取り組みと展望」をメインテーマにして、深めていくための事例報告を、「食における連携」としては「直売所・朝市における連携」を、「福祉の現場における連携」としては「就労支援センターの立ち上げによる福祉分野の連携」を、そして「再生可能エネルギーを通じた連携」を報告して頂きました。

一人ひとりのお名前を挙げて、感謝を申し上げる時間はありませんが、私たち協同組合の大切なキーワードが「地域」と「つながり」であることは明らかです。

弱肉強食の市場原理至上主義が、地域社会の衰退や貧困、社会の分断をもたらしてきたことに対して、「人と人とが共生する経済」への転換を訴えてこられた、経済評論家の内橋克人さんの提起である、「FEC(フェック)自給圏」を目指す地域づくりを意識して構成しました。

Fはフード。食や農業や水産業など、Eはエネルギー、Cはケア(医療、介護、福祉、教育、その他あらゆる人間関係産業)です。

FEC(フェック)自給圏の形成をめざすことで、温かいお金と温かい心を地域で回し、足腰の強い住民自治の仕組みを築き、地域の自立を果たそうというものです。

今後とも、協同組合の仲間の皆さんから様々なご指導を頂きながら、県内の協同組合連携を強めていく決意を申し上げて、閉会の挨拶といたします。

本日はお疲れさまでした。

前のページにもどる このページトップへ
サイトマップ 神奈川県生協連トップページへ