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2016年3月19日

すべての核保有国が核兵器禁止条約締結に向けた誠実な交渉を開始することを強く求める

私たちは朝鮮中央通信が3月11日「金正恩第一書記が朝鮮人民戦略軍の弾道ミサイル発射訓練を視察し、新たに製造した核弾頭の威力を判定するための核実験や、核攻撃能力を高めるための実験を継続するよう指示した」こと、及び3月15日には「金正恩第一書記が弾道ミサイルの性能向上に必要な大気圏再突入模擬実験を視察し、核攻撃能力の信頼性をさらに高めるため、核弾頭の爆発実験と核弾頭を搭載できる多種の弾道ミサイル発射実験を早い時期に実施するための準備するよう指示した」との報に接した。

 

 北朝鮮はこれまで核実験を2006年、2009年、2013年そして2016年1月6日と4回実施し、この2月7日には事実上の長距離弾道ミサイル発射をおこなってきた。北朝鮮の動きはこの間の国連の核兵器廃絶に向けた取り組み、その背景となる核兵器廃絶を求める世界の市民、何よりも被爆者の願いを踏みにじるものである。

私たちは、北朝鮮の核実験及び能力向上の取り組みに強く抗議し、核兵器開発計画を放棄することを求める。

そして、1992年2月に発効した韓国と北朝鮮が朝鮮半島を非核化することに合意した「朝鮮半島非核化共同宣言」(両国が核兵器の実験・製造・生産・搬入・保有・貯蔵・配備・使用をしないことなどが内容)に立ち戻り、非核化を検証するための査察制度について、誠実に両者の合意形成を行って宣言を機能させていくことを強く求める。

 

また、3月7日から4月30日まで行われる米韓合同軍事大演習は、韓国軍29万人、沖縄駐留の海兵隊を含む米軍約1万5千人が参加する、それぞれ例年1.5倍、2倍という史上最大規模の演習である。米軍からは原子力空母、原子力潜水艦、ステルス戦闘機、ステルス戦略爆撃機、空中給油機など最新鋭兵器が多数投入され、更に演習では昨年策定された米韓軍の新作戦計画「2015」が初めて適用され、核ミサイル発射の兆候を把握した際の先制攻撃を想定した作戦に加え、北朝鮮の重要施設を正確に攻撃する訓練や、首脳を排除するための作戦なども実施されるほかゲリラ戦を想定した実践的な演習も行うという。情勢の悪化にしかつながらないこのような軍事演習には強く抗議する。

私たち生協は、核兵器廃絶と被爆者援護を共通の願いとして、被爆者とともに核兵器のない平和な社会を求める活動をすすめてきた。核兵器を廃絶し恒久平和を実現すること、核兵器のない戦争のない地球を子どもたちに贈ることは、被爆国日本の国民共通の悲願であり、また基地県でもある神奈川県民の強い願いである。

 

 私たちは対抗的に情勢が悪化していることに深い危機感を持つ。北朝鮮が核兵器開発計画を放棄すること、そして世界の国とともにすべての核保有国が核兵器禁止条約締結に向けた誠実な交渉を開始することを強く求める。

 

2016年3月18日
神奈川県生活協同組合連合会
会長理事 當具 伸一

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