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2015年4月23日

神奈川県原爆被災者の会 第50回総会開催

神奈川県原爆被災者の会(中村雄子会長、横浜市神奈川区西神奈川1-8-13 山崎ビル2-A)は4月22日に第50回となる総会を開催しました。今年は被爆・終戦70年の年ですが、神奈川県原爆被災者の会は、1955年10月に10余人で「神奈川友の会」として活動を始めました。ビキニ環礁におけるアメリカの水爆実験のよるビキニ事件は1954年に起こっています。戦後ずっと日本を占領したアメリカにより、原爆については報道も研究もすべてが禁止とされていた時代でした。

神奈川友の会の皆さんは被爆者の堀り起こしなどの苦労を続け、1966年1月23日に「神奈川県原爆被災者の会」を結成し、本格的な活動を始めて今日に至っています。

全国の被爆者の平均年齢は79.44歳(2014年3月末現在)です。

当日の議案書の「平成27年度 総会にあたって」に歴史と願いが記されていますので紹介します。

 

平成27年度 総会にあたって

 

平成27年(2015)は1945年8月6日広島、9日に長崎に米軍が人類史上初めて実戦で、無辜の市民の頭上に原子爆弾を投下した日から、70年になります。あの日の想像を絶する有り様を、被爆者は今も忘れることはできません。

その後、占領したアメリカにより、原爆のことは、報道も研究もすべてが禁止。隠蔽された約10年の時を経て、1954年(昭和29年)ビキニ環礁におけるアメリカの水爆実験での第五福龍丸の被爆事件を契機にして、全国的に原水爆禁止の署名活動が盛り上がり、1956年(昭和31年)8月長崎に全国の被爆者が集い、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が結成され、その時全世界に向けた挨拶で「被爆者は自分自身を救うと共に、世界の生あるものを救うために立ち上がる」と呼びかけました。以来「核兵器廃絶、ふたたび被爆者をつくるな」と叫び、国家補償を求めて活動を続けて来ました。

神奈川の被爆者の会としての活動の始まりは、被団協結成より1年早く1955年秋(昭和30年)10月に10余人で「神奈川友の会」として発足しました。以来被爆者の掘り起しなどの苦労を続け、1966年(昭和41年)1月23日新しく「神奈川県原爆被災者の会」を結成、本格的な活動を始めました。その後県内各地に次々と支部が結成され、19支部が神奈川県原爆被災者の会として活動を続けて来ました。

被爆70年の今年、「神奈川友の会発足60年」、来年1月23日には「神奈川県原爆被災者の会結成50年」を迎えます。あの原爆の惨状の中、その後の様々な病苦を乗り越え、よくぞ70年生きて来たものと感慨深いものがあります。

原爆による死者たちは、風化が懸念される8月6日広島、9日長崎のことを「全身大火傷の治療も受けられず、蛆虫にまみれ、水を水をと言いながら死ななければならなかった自分たちのことを、語り伝え語り残して」との強いメッセージは残された私たちに迫ってくるようです。それは死没者から託された被爆者の「遺言」なのです。

ロシアのプーチン大統領が「クリミア半島の併合の際に核兵器の使用準備を検討した」と発言。米露を始め現在16,400発の核兵器を保有していますが、今まではお互いに抑止のために持つと、実戦に使われることはありませんでしたが、あのおぞましい閃光が核兵器の廃絶を希って活動をつづけてきた被爆者には許すことの出来ない発言です。4月末から始まるNPT再検討会議に及ぼす影響も懸念されています。その会議が開催される国連のメインギャラリーでの原爆展、ニューヨーク各地での証言活動などに日本被団協から50名、神奈川から4名が参加します。

「過去を忘れる者に未来は無い」と。過去に起こったすべての出来事を教訓に被爆後70年の今、広島の慰霊碑に刻まれた「過ちはふたたび繰りかえしませぬから」を死没者への誓いの言葉として心に刻み「ふたたび被爆者をつくらない」ために活動を続けてまいります。

 

 「核兵器もない 戦争もない 平和な世界を」 大船観音寺境内慰霊碑

(長洲一二元神奈川県知事揮毫)

 

日時

2015年4月22日(水)13時30分〜

会場

神奈川公会堂

総会次第

開会

 

黙祷

 

議長団選出

 

会長挨拶

中村雄子(神奈川県原爆被災者の会会長)

来賓挨拶

丸山善弘(神奈川県生協連専務理事)

片野憲二(原水爆禁止神奈川県協議会理事長)

メッセージ披露

 

NPT再検討会議派遣者4名の紹介・挨拶

議事

 

議長解任

 

閉会の挨拶

 

日本原水爆被害者団体協議会からのメッセージpdf100KB)

 

 

2015NPT再検討会議要請日本被団協代表団予定

日程:

2015年4月24日(金)〜5月1日(金)成田発着

行動予定:

核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議の傍聴

国連原爆展証言活動

各国政府への要請行動

NGO共同行動(4月26日ニューヨーク行動)参加

市民と交流し、被爆証言活動を行う

 

※生協代表団92名は被団協代表団54名とともに、核のない平和な持続可能な世界をめざします。

NPT再検討会議開催に合わせて、4月24日〜5月1日まで神奈川県原爆被災者の会からは4名の皆さんが現地で証言活動などのために派遣されます。神奈川の生協の派遣メンバーは現地で同じグループとなり、被爆者の皆さんの活動を支えます。

 

生協代表団結団式の様子はこちら

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