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2012年10月2日

アメリカ合衆国大統領
バラク・フセイン・オバマ・ジュニア 殿
駐日アメリカ合衆国大使館 特命全権大使
ジョン・ヴィクター・ルース 殿

アメリカ合衆国の新型核性能実験に強く抗議します

私たちは貴国のエネルギー省核安全保障局が、昨年11月16日に引き続き今年の4月から6月の間にニューメキシコ州のサンディア国立研究所で「Zマシン」と呼ばれる強力なエックス線発生装置を用いて核爆発に近い超高温・超高圧状態を作り出してプルトニウムに照射し、安全性、有効性について調査する実験を行ったとの報道に接しました。これで同様の実験が2010年11月から計5回実施されたことになります。

 

現在、国連などの国際機関や各国では、世界の人々の共通の願いである核兵器の廃絶に向けて様々な努力が続けられています。2010年5月の核不拡散条約再検討会議においては、すべての加盟国が核兵器廃絶向けた行動計画に取り組むことに合意し、採択された最終文書では核保有国に対し、すべての種類の核兵器の削減や軍事戦略上における核兵器の役割の低減、核戦力の透明性確保などに取り組み、2014年の再検討会議準備会合において報告することを求めています。

 

貴国が今回のように実験を続けることは、オバマ大統領自身が2009年4月に提唱した「核兵器のない世界の実現」の理念に反するとともに核兵器廃絶を目指す国際社会の努力に逆行するものです。

 

私たちは、核兵器廃絶と被爆者援護を共通の願いとして、被爆者とともに平和を求める活動をすすめています。核兵器を廃絶し恒久平和を実現することは、被爆国日本の国民共通の悲願であり、また基地県である神奈川県民の強い願いです。

 

ここに厳重に抗議するとともに、「核兵器の使用と威嚇は国際法に違反する」とする1996年の国際司法裁判所の勧告的意見を真摯に受け止め、核実験および核開発に繋がるすべての行為を中止し、「核兵器のない平和な世界の実現」に向け、率先して明確な行動をとられることを強く求めます。

2012年10月1日

 

神奈川県生活協同組合連合会
会長理事 木下 長義

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