HOME > ニュース > 過去のニュース一覧 文字サイズ 大きくする 普通

2012年6月14日

内閣総理大臣 野田佳彦 様

関西電力大飯原発の拙速な再稼動に反対します

神奈川県消費者団体連絡会
横浜市港北区新横浜2-6-23 金子第2ビル3階
電話:045-473-1031、FAX:045-473-927

 

野田内閣は関西電力のこの夏の電力不足予測を最大の理由として、大飯原発3号機及び4号機を再稼動させようとしています。私たちは以下の理由から、拙速な再稼動に反対します。

 

1.東京電力福島第一原子力発電所の大事故の検証に基づく慎重な判断を求めます。

東京電力福島第一原子力発電所の大事故については、原因はいまだ十分には究明されておらず、地震による配管損傷の可能性も含めて、国会において事故調査委員会が検証を行っている最中です。少なくともこの事故調査委員会の検証を踏まえることなくしては、東京電力福島第一原子力発電所の大事故の知見を踏まえた対策が取れるはずがありません。

まず、東京電力福島第一原子力発電所の国会事故調査委員会の検証を待つべきです

 

2.原子力発電所の安全確認が不十分です。

関西電力大飯原子力発電所の耐震安全評価については、専門家の判断を排除した政府部内で、わずか2日間で作成された「安全基準」によるものであり、再稼動の結論を前提として、関西電力の現状の対策を追認するものでしかありません。

現在においても東京電力福島第一原子力発電所そのものが放射能汚染の発生源となり、いまだに収束の目途も立っておらず、第4号機の使用済み核燃料プールも依然として危険な状態を脱していません。この福島の事故の組織的・技術的問題点と教訓を明らかにし、日本全国で対応策を取ることこそが今まさに求められているはずです。

今回の対応では、国民の政府に対する不信とエネルギー政策への不安感は増すばかりです。国民が納得できる科学的根拠に基づいた判断を求めます。

 

3.国民の命とくらしを優先してください。

「国民生活を守るため関西電力大飯原発を再稼働すべきだ」と野田首相は記者会見を行いました。この「国民生活」の中には「国民の命」も「国民のくらし」も入っていません。政府は「電力不足」を理由に「即席の基準」を作り、再稼働しようとしています。福島の事故からはや1年3ヶ月が経過しましたが、多くの国民が困難な避難生活を強いられているにもかかわらず、いまだに政府と国会による事故調査・検証委員会の報告書はできず、当時の関係者の聞き取り調査が続いています。

まず、何よりも国民の命とくらしを守ることを政治の第一にすべきこととしてください。

 

前のページにもどる このページトップへ
サイトマップ 神奈川県生協連トップページへ