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2011年8月12日 12時

東日本大震災対策ニュース <68号>

一人は万人のために、万人は一人のために

巨大地震そして大津波と未曾有の大災害で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

 

発災から5ヵ月が経過しました。

8月11日現在、警察庁のまとめによる地震(4月7日、11日、12日の地震被害を含む)被害者は、死者12道都県1万5,690人(宮城県9,391人、岩手県4,632人、福島県1,601人)、行方不明6県4,735人(宮城県2,418人、岩手県2,061人、福島県250人)、負傷者20道都県5,714人。

建物関係被害は、建物全壊112,901戸、建物半壊149,598戸、建物全半焼263戸、床上浸水11,290戸、床下浸水12,347戸、一部破損519,882戸、非住家被害45,416戸。道路損壊3,559ヵ所、橋梁被害77ヵ所、山崖崩れ197ヵ所、堤防決壊45ヵ所、鉄軌道29ヵ所。

我が家を離れて避難・転居をされている方は、内閣府発表(7月28日現在)で8万7,063人です。

農林水産業への直接被害は、農林水産省発表(8月1日現在)で、総額2兆2,673億円(水産関係1兆2,298億円、農業関係8,412億円、林野関係1,963億円)。

内閣府防災担当が6月24日に発表している東日本大震災における被害額の推計は、総額約16兆9千億円(建物等約10兆4千億円、ライフライン施設約1兆3千億円、社会基盤施設約2兆2千億円、農林水産関係約1兆9千億円、その他約1兆1千億円)です。阪神・淡路大震災の被害額推計は、約9兆6千億円でした。

この5ヵ月間で自衛隊は延べ約1,059万7千人に上る陸海空隊員が、行方不明者や被災者の生活支援に従事。警察官の派遣は延べ42万6,500人、消防関係では44都道府県の緊急消防隊の延べ約10万4千人が被災地に入り、浸水した家屋などから5,064人を救出。海上保安庁は延べ6,984隻の巡視艦艇、2,388機の航空機を投入。米軍の「トモダチ作戦」では最大約1万6千人が投入され、救助や仙台空港の復旧などに当たりました。

 神奈川の各生協は、全国の生協と連携を取りながら、長期に渡る被災地支援をすすめています。

 

災害の前では1人では何も出来ないが、人との繋がりが何よりも支えになり力になる!

一人ひとりが 出来る事をみんなで 力を合わせて 大きな力に 悲しみを乗り越えて 一歩ずつ がんばろう!

 

◎ コープかながわ

被災地支援 仲間づくり支援活動 

被災地には、東日本大震災で家を失い、避難・転居を余儀なくされたために、これまで利用していた生協のお店や宅配を利用できず、くらしに不便を感じている組合員の方が大勢いらっしゃいます。また震災で亡くなられた方も多いため、震災後、生協を利用される方が大変減っています。このため生協職員が一軒ずつお見舞い訪問しながら、その方のくらしのお役に立てることがないかお尋ねし、ご希望の方に宅配やお店をご案内しています。

このような被災地生協の「仲間づくり活動」に、全国から100名近い生協職員が応援に集まり、日々個別にお見舞い訪問をしています。

コープからも6月6日〜7月1日に2名、7月4日〜8月5日には6名の職員が、いわて生協・みやぎ生協で、お見舞い訪問や移動販売を行いました。

帰着後報告から

◇ いわて生協支援

私たち4名は、いわて生協のけせん支部に所属し、岩手の中でも一番被害がひどかった陸前高田市と大船渡市一帯を、移動販売とお見舞い訪問に回りました。

行く前にはどのようにお役に立てるのかイメージがわからなかったのですが、一軒すつ訪問して感じたことは、地域の皆さんの生協への信頼感がとても高い、ということでした。どのお宅もお見舞いに伺うと「あ、生協さん?」と快くドアを開けてくれるのです。特に美馬と町の方々がそうでした。震災の直後、おにぎりを3,000個作って提供したり、組合員の皆さんに呼びかけて提供してもらった喪服を必要な方に無料で配布したり、そういう地道な活動によって、信頼を築いたのではないかと思います。

(上田四郎・秦野曽屋店)

◇ みやぎ生協支援

私たち2名は非常に広い地域をお見舞い訪問にまわりました。内陸部と沿岸部では状況が全く違うことが印象に残っています。内陸部はライフラインが約3週間で復旧、今はまったく普通の生活を送っていますが、沿岸部はここまで・・・と思うほど復旧が進んでいません。すでに震災発生から5ヵ月になろうとしているのに・・・。地域を回るために地図を見ても、どこに家があったのか、見当がつかなかったのです。叔母が南相馬にいるので毎週様子を見に行きましたが、道中、窓の外の景色が変わるのを見ながら、宮城より福島の復興が遅れていることを感じました。市民の3分の1が県外に転居しているとのことで、幼少期に過ごした地域の変わりように非常にショックを受けました。

ただ、一緒に訪問活動をした全国の生協職員も口々に言っていたのですが、「被災地の方々を勇気づけようと思って来たのに、逆に勇気づけられた」ということ。突然訪問しても、地域の皆さんは嫌な顔をすることなく、丁寧に応じてくださいました。 

(藤本格意・ユーコープ事業連合宅配運営部)

写真は大船渡市中心街のメインストリートにある時計台。津波の時刻で止まっています。

 

 

◎ パルシステム神奈川ゆめコープ

津波被害のあった宮城、岩手への炊き出し支援 4カ月でのべ139名により1万5千食超を提供

パルシステムグループでは、東日本大震災の支援活動の一環として宮城、岩手両県で炊き出し支援活動を展開しました。4カ月あまりの活動ではのべ139名を派遣し、1万5千食を超える食事を提供しました。パルシステムでは今後も商品利用を中心に、被災地の復興支援を継続します。

東日本大震災の発生を受けパルシステムグループでは、支援物資の提供や訪問調査、炊き出しなどの支援活動を実施しています。

炊き出し活動は、3月25日(金)から27日(日)までの3日間の日程で岩手県陸前高田市へ派遣したのを皮切りに、ほぼ毎週、15陣にわたる支援活動を展開しました。派遣した職員数はのべ139名、提供した食事数は1万5千食を超えています。そのほか、産直産地や取引先から多くの人的、物的応援がありました。

日々変わる地域の状況に対応しました 

3月31日(木)に派遣した支援からは、宮城県のあいコープみやぎと連携し石巻市を中心に活動しました。市内にある石巻専修大学を拠点にNGOやNPOがそれぞれの役割を話し合う石巻災害復興協議会にメンバーとして参加し、炊き出しと支援物資の提供に協力しています。

被災直後の3月から4月上旬にかけては、温かい食べもの自体を口にできる機会が少なく、カレーや豚丼などがたいへん喜ばれました。その後、被災生活が長期化するにつれ、炭水化物だけの炊き出しでは栄養バランスが悪く、健康状態を悪化させる被災者も出てきました。こうした状況を踏まえてパルシステムでは、野菜ジュースやサラダ、浅漬けなどをメニューに加え、バランスのとれた食事を提供しました。

気温が高まる5月中旬以降は、食中毒の危険性が高まることからレトルトのうな丼や中華丼、パスタへとメニューを切り替えています。また、当初は栄養摂取だけだった目的も、食事を囲んだ地域のコミュニティや弁当を持参できない生徒のいる学校への支援など多様化し、地域の要望に即した炊き出しの提供を実施しました。

産直産地からの支援も続々

炊き出しの食材には、産直産地やメーカーからも多くの協力がありました。5月には、うなぎの産直産地である大隅地区養まん漁業協同組合や産直バナナなどを取り扱うオルター・トレード・ジャパンが駆けつけ、ともに活動しました。

そのほか各会員生協が独自に組合員へ呼びかけた衣料やおもちゃ、生活用品なども提供し、被災地のみなさんから喜ばれています。

被災地の復興は長期化し、必要な支援は刻々と変化しています。パルシステムでは、こうした実情を把握しながら今後も支援活動を継続していきます。

パルシステムの炊き出し活動

名称 派遣期間 派遣人数 提供メニュー(メイン) 提供食数
岩手 3/25〜27 8名 カレーライス 500
宮城第1 3/31〜4/2 6名 カレーライス 270
宮城第2 4/12〜15 9名 カレーライス 650
宮城第3 4/19〜22 9名 カレーライス、豚丼 1,100
宮城第4 4/26〜29 9名 カレーライス 1,100
宮城第5 5/3〜6 12名 豚汁、ごはん 1,300
宮城第6 5/10〜13 10名 牛丼 1,000
宮城第7 5/17〜20 9名 うな丼 1,600
宮城第8 5/25〜28 12名 うな丼 1,400
宮城第9 5/30〜6/2 11名 うな丼 2,250
宮城第10 6/7〜10 10名 牛丼、うま煮丼 1,420
宮城第11 6/14〜17 12名 カレーライス、中華丼、パスタ 1,300
宮城第12 6/28〜7/1 7名 パスタ 580
宮城第13 7/19〜22 6名 パスタ 470
宮城第14 7/26〜29 8名 パスタ 166

※派遣職員数合計139名、提供数およそ1万5千食

岩手での炊き出しは雪のなか行われました  地域のコミュニティづくりにも貢献しています

 

 

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