HOME > ニュース > 過去のニュース一覧 文字サイズ 大きくする 普通

2011年3月30日 12時

東日本大震災対策ニュース <16号>

一人は万人のために、万人は一人のために

巨大地震そして大津波と未曾有の大災害で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

 

3月30日10時現在、警察庁のまとめによる地震被害は、死者:1万1,232人、行方不明:1万6,361人、負傷者:2,778人、建物全壊16,534戸、建物半壊8,059戸、建物流出2,165戸、建物全半焼97戸、床上浸水2,738戸、床下浸水1,351戸、一部破損115,785戸、非住家被害3,701戸です。

また、道路損壊2,126ヵ所、橋梁被害56ヵ所、山崖崩れ135ヵ所、堤防決壊4ヵ所、鉄軌道26ヵ所となっています。

寒さのなかで避難所での窮乏生活を余儀なくされている方々は、17都県で約17万5千人。うち宮城が569ヵ所約7万4,400人、福島が330ヵ所約3万人、岩手が375ヵ所約4万3,200人、新潟県が68ヵ所約7,100人、群馬県52ヵ所約3,200人、埼玉県45ヵ所約3,200人、山形県53ヵ所2,800人です。神奈川県には47ヵ所の避難所に、福島県からの526人の避難が報告されています。

神奈川県内の震災による死者は4人、負傷者は127人、建物被害は8戸です。

神奈川の各生協は、困難な状況のなかでも全力で通常事業継続に務めるとともに、全国の生協と連携を取りながら、現地支援派遣・物資輸送・支援募金の呼びかけなど、長期に渡る被災地支援をすすめています。

災害の前では1人では何も出来ないが、人との繋がりが何よりも支えになり力になる!

◎ 燃料が足りません!!灯油・ガソリン・軽油について、最大限かつ至急のご支援を!

日本生協連対策本部からのお願い

連日の支援要請にお応えいただき、ありがとうございます。被災地では、いまだに燃料(灯油・ガソリン・軽油)が決定的に不足しています。

被災地において、生協は、基本的な生活物資を供給する「生活インフラ」として期待されています。現在、在宅の方であっても、極めて困難な状況の方々が多数おられます。氷点下を下回る厳しい寒さが続く中、灯油の供給が強く期待され、社会的責任としても求められています。

しかし、被災地の生協では、民生用灯油の配達業務を再開したものの、灯油の確保に苦労しており、現在、1世帯あたり10〜18リットル(週)などの制限供給や、数量限定での供給を余儀なくされ、在庫も逼迫しています。また、店頭販売を行っても、ガソリンがないため、組合員が買いに来ることもできない現状にあります。特に、甚大な被害の岩手、宮城、福島における灯油や配達燃料の不足はきわめて厳しい実態にあります。

重量のある灯油を買いに行くことのできない高齢者、要介護者、障がい者など、いわゆる生活弱者の方々も多数おられます。現在、配達できる業者はほとんど無く、こういった方々にとっては生協のみが頼みの綱となっています。灯油の確保が不十分な状態は、人命に関わることであり、また配送用のガソリンや軽油も引き続き必要です。

再々のお願いで恐縮ですが、現地の一刻を争う厳しい状況をご理解いただき、あらためて燃料の支援をお願い申し上げます。なお、本日、日本生協連では、行政に対して燃料供給についての緊急要請を行っています。

お応えいただける場合は、必ず「緊急支援連絡票(ガソリン・軽油・灯油)」をお送り願います。支援物資や支援先等は、現地と連絡調整の上、決定させていただきます。

1.要請物資

燃料(ガソリン、軽油、灯油)

2.想定配送先(具体的な配達先は、担当者から別途ご連絡します)

@岩手県…いわて生協本部 岩手県岩手郡滝沢村滝沢字土沢220-3

A宮城県…みやぎ生協本部周辺 仙台市泉区八乙女4-2-2

B福島県…未定(福島市内)

【お問い合せ先】

○「燃料支援」についての担当

会員支援本部 宅配事業支援部 平賀・松居・尾辻 
TEL:03-5778-8135  eメール: kiyotaka.hiraga@jccu.coop

 

◎ 医療生協かながわ

長期的な活動が求められる次のステージへ

第4次支援隊 荻生さんより現地からのリポート

初日無事に終了しました。

1日目は私と倉内さんが避難所訪問診療、小野塚さんが終日までの泊まり込みで孤立した老健施設への支援、高橋さんは本部での炊き出しを行いました。私がお伺いした市内2番目の規模である小学校を間借りした避難所では、地域の通電や復興に伴い避難者の数は最大時の1,500名から850名と減少傾向に転じつつありますが、その一方で慣れない避難所暮らしからくる風邪の諸症状や、慢性疾患の診察を訴える方々が増え、これまでの急性的な支援が長期的な活動が求められる次のステージへ移行しつつある様に感じられました。

当日同じ現場に赴いた方々からは、理学療法士の層を厚くして、寝たきりの避難者のケアを重点化する提案や、避難所訪問を午前中と日中被災した自分の地域を見て帰ってきた人々が増える夜間を中心に据える案件が出されました。来週の対策会議では、避難所を数カ所に統合し、息の長い支援をフレキシブルに行っていく方策が協議されるとの事です

☆ 今後の支援について <3/27理事会で確認したこと> 

@ 人的支援について

神奈川民医連常任理事会の方針に基づき、今後は県連として継続した支援に参加します。

4月は10〜14日、22〜26日の各5日間が医療生協かながわの担当日です。また、今後の交通手段は、全日本民医連のバスに乗って支援することを原則とします。

A 募金について

150万円を突破しました。集まった募金のうち、30万円は現地の宮城厚生協会に届け、40万円は神奈川民医連に送付しました。機関紙4月号でも募金のお願いを掲載しています。

B 物資の支援について

医療福祉生協連の方針に基づき、下記について取り組み、医療福祉生協連が新潟に開設した「物資支援センター」に送付します。

※ビニール製雨がっぱ・生理用品(手ふき・おしりふき・紙おむつ)・マスク・新品タオル、粉ミルク(一般・アレルギー用)・厚手のゴミ袋・新品肌着

※期間 4月20日まで (4/20以降は改めて提起します)

☆ 第6次宮城支援チームから報告
  • 今日の支援は、避難所回りでした。医師二人、看護師二人、それ以外の職種二人の計六人前後で訪問。古田さんと別行動。医師は診察と処方、看護師は診察介助と足浴などの処置が主な支援です。 事務やその他の職員は、ドライシャンプーで髪を洗ってあげたり、話し相手になってあげたり、色々なかたちの支援があります。医学生は事務と一緒に、避難所か地域を回ることになります。子どもたちとドッジボールをやったり、掃除をやったり、最初の支援とは内容が変わってきています。男性用の下着が不足しているとのことで、避難所に持っていきたくても持っていけないのが残念です。大阪の済生会の医師が3人、22日から29日まで8日間支援に入るそうです。(医局會田さん)
  • 今日の支援は、避難所回り。別チームの看護師さんが『返事のしっかりした元気な青年が、PTSDであった』との報告。見た目では分からない、落ち着いてきたように見える現地ですが、緊張感を覚えます。古田さんは、午前・午後ともよく動いていました。ちょっと手持無沙汰そうでした。

(医局會田さん)

 

◎ 川崎医療生協 第5次宮城支援チーム報告

遠井先生(第5次宮城支援チーム責任者)の「ふりかえり」報告です。

先日帰宅しました。

現場は日々変化しております。第5次支援隊が坂総合病院を訪れたときは、全国各地の医療生協からの支援がきているため、医師はむしろ過剰な状態でした。

24日、医療支援チームは、過剰のため非医療チームに参加。途中で診療も加わりましたが、むしろ医療以外の役割が多かったと思います。

25日は、地域訪問に出ました。支援が行き届いていない本当に小さな避難所。1体育館あたり10人規模のところもあります。2ヶ月の子供が、沐浴もできずに経過。若いお母さんはやや育児放棄。 同じくらいの赤ん坊がいる家族もいましたが、こっちの家族は、『お風呂は使えるが、家にひびが入ってきているため避難している』と。

こちらの家族に頼んで、子供だけでもお風呂に入れるよう仲立ち。研修医を中心に素晴しい支援ができました。

非医療チームとして、聴診器すら持たずに避難所をまわっていたときに、意外と多くの相談をされました。風邪や胃腸炎もそうですが子供の体調の事、ミルクの事、高校生の巻き爪の事、子供の湿疹、家族の体調などなど・・・・・、 本当にたくさんの相談をされました。フィールドはまさに普段の家庭医としてのフィールドでした。自分たちは今こそ必要とされていると感じました。

現在は、急性期医療の医療は落ち着き始めており、継続的な医療が求められてきていると思います。

毎日違う支援者が避難所に行くので、『昨日持って来てくれると言っていた物を、今日、持ってきてくれなかった』などの問題が起こっています。今後は長期的な滞在(最低1週間)をした上で、継続した支援が必要と感じました。

また医療と同時に日常のケアや、今後の生活の相談などが求められてきています。

医療者、特に医師は医療以外の活動が求められる機会が増えています。

自分が『何ができるかではなく、相手が何を求めていて、どう答えられるか』を意識する必要があります。

ぜひ、現地のニーズ調査をして、そのニーズに答える支援を継続していただければと思います。

 

◎ パルシステム神奈川ゆめコープ

☆「あいコープみやぎ」支援

「あいコープみやぎ」への支援のための渡邊運営本部部長、他グループ4名が先遣隊として現地入りしました。

本部・配送センター・セットセンターでの被害は無かったが、トラック2台は津波で廃車の見込み。配付組合員1万1千人のうち半数の所在が分かっておらず地域の被害は甚大。あいコープみやぎとしては組合員の所在確認と供給再開に全力を注ぎ、被災地域への支援はパルシステムグループへ応援の要請がありました。また、供給の本格再開に向けて3/5回は5品目、4/1回は24品目の緊急版の手書きのチラシを作成するなどできるところから対応を始めています。

☆ 産地協議会JAみどりの支援

産地協議会JAみどりのへの支援第1弾として、介護用品を中心に支援物資99点を3月25日発送し、翌日26日に着荷を確認しました。現地の要請に基づき引き続き第2弾を28日に発送しています。

☆ いわて生協への炊き出し支援

いわて生協への炊き出し支援部隊2名(地域活動支援課/市川さん・財務会計課/内藤さん)が無事帰着しました。内藤さんからの報告です。

「今回のカレーの炊出しは陸前高田市、小友駅周辺住民が避難している卸売業者倉庫にて実施しました。被災後、この避難所が炊出しを受けるのは初めてで温かい食事は2週間ぶりとのことで、皆さん温かいカレーを喜んで召し上がっていました。現地の状況は津波が来たのか来なかったのかで被災状況に大きな差が生じており、津波の被害を受けた地域はガレキ以外無く、一方津波の被害を受けていない地域は家屋も無事で一見被災地とは思えない様子でした。今回の地区も含め現地はまだまだ支援物資が行き届かない地区が多く、“欲しいものを欲しい所に届けること”が重要です。」

 

◎ コープ総合葬祭

(株)コープ総合葬祭(社長:相田祐二)は、「こころの安心、たすけあい」をテーマに生まれた、 神奈川県内22生協の共同事業です。

3月11日の地震の時には、新横浜のビル10階(金子第2ビル)という事もあり、地震による揺れは他のフロアーよりも大きいものがありました。

仏壇展示をしている「ギャラリーメモリアゆきげ新横浜」では仏壇や仏具の倒壊が発生し、仏壇と仏具の被害額で約136万円、その他にガラスショーケース(約10万円)の倒壊などが発生しました。「ギャラリーメモリアゆきげ大和」は、ビル3階のため新横浜よりは揺れは小さく、位牌・仏具等の倒壊で約6万円の被害額です。合計被害額は仕入れ額で約152万円となりました。

☆「今、できること」を

コープ総合葬祭では、職員・スタッフの間で緊急募金を行いましたが、3月29日から「ギャラリーメモリアゆきげ新横浜」、30日から「ギャラリーメモリアゆきげ大和」において、神奈川県生協連の呼びかけに応え、被災地の子供たちの支援のための「ユニセフ緊急募金」の呼びかけを開始しました。今後も更に、震災地への支援企画を検討していきます。

 

◎ IHI生協・相馬地区

神奈川県生協連の会員であるIHI生協(理事長:吉岡眞人 本部:横浜市磯子区新仲原町1 IHI横浜事業所内 生協会館2階)には、福島県相馬市の相馬工場内に相馬事業所(福島県相馬市大野台1-2-3 IHI相馬第二工場 多目的棟1階)があり、IHIグループで働く職員の福利厚生を支えています。

3月12日の日本経済新聞には、

IHI、福島の相馬工場「復旧のメドたたず」

津波が襲った福島県相馬市にはIHIが航空機エンジンやタービン翼の部品製造工場を持つ。工場が高台にあるため水没被害は受けておらず、従業員も無事だったもよう。 

ただ、地震による揺れで工作機械の精度に狂いが生じるなど生産システム全般に大きな影響が出たと見られている。同社によると12日9時現在で「操業再開のメドはたっていない」状況。同日午前に本社による対策会議を開き、今後の対応を決める。

との記事が載り、心配をしていましたが、生協職員3名、定時職員3名や工場で働いている1,500人の皆さんは無事だそうです。しかし家族や家屋には被害のあった方がたくさんおられるようで、生協の定時職員も2名が避難所生活をされているそうです。

生協では、発災後すぐに毛布やタオル、食料などの物資送りを開始し、母体企業の再建と組合員の生活支援を全力で行ってきました。

IHIは3月29日に、東日本大震災で被災した相馬第一工場、同第二工場の一部操業をから開始したと発表しました。同工場は、航空エンジンの部品やガスタービンの部品、宇宙 関連部品などを製造している工場です。今回の被災により世界の航空機製造に大きな影響が出るとされています。

つい先日の日刊工業新聞の2月10日には、「IHIは2011年度に相馬第2工場(福島県相馬市)にジェットエンジンのタービン翼を固定する円筒形状部材「ディスク」を製造する新ラインを敷設する。投資額は数億円。米ボーイングが開発中の次世代中型旅客機「787」、大型旅客機「747−8」が11年半ばから本格量産に入る。これを受け、両機向けに国際共同開発したジェットエンジン「GEnx」の生産数量も増加するため、ボーイングの量産計画をにらみながらエンジン部材の増産体制を整える。相馬第2工場内にある第4加工棟には二つのディスク製造ラインを敷設している。11年度に1ラインを追加して計3ライン体制にする。GEnxは米ゼネラル・エレクトリックが中心になって開発。IHIが低圧タービン部を担当するほか、イタリアのアビオ、スウェーデンのボルボ・エアロなども参画。787用の「GEnx-1B」と747-8用の「同2B」は推力が異なる。」と報道されておりました。

前のページにもどる このページトップへ
サイトマップ 神奈川県生協連トップページへ