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2011年3月28日 12時

東日本大震災対策ニュース <14号>

一人は万人のために、万人は一人のために

巨大地震そして大津波と未曾有の大災害で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

 

3月27日19時現在、警察庁のまとめによる地震被害は、死者:1万804人、行方不明:1万6,244人、負傷者:2,776人、建物全壊18,649戸、建物半壊6,811戸、建物流出1,165戸、建物全半焼97戸、床上浸水2,774戸、床下浸水1,204戸、一部破損110,024戸、非住家被害3,165戸です。

また、道路損壊2,095ヵ所、橋梁被害56ヵ所、山崖崩れ132ヵ所、堤防決壊4ヵ所、鉄軌道26ヵ所。

寒さのなかで避難所での窮乏生活を余儀なくされている方々は、17都県で約24万4,300人。うち宮城が604ヵ所約8万3,100人、福島が334ヵ所約8万9,100人、岩手が365ヵ所約4万2,900人、新潟県が64ヵ所約7,400人、群馬県50ヵ所約3,500人、埼玉県42ヵ所約3,200人、山形県54ヵ所3,000人です。神奈川県には46ヵ所の避難所に、福島県からの558人が避難されています。

神奈川県内の震災による死者は4人、負傷者は127人、建物被害は8戸です。

神奈川の各生協は、困難な状況のなかでも全力で通常事業継続に務めるとともに、全国の生協と連携を取りながら、現地支援派遣・物資輸送・支援募金の呼びかけなど、長期に渡るであろう被災地支援をすすめています。

災害の前では1人では何も出来ないが、人との繋がりが何よりも支えになり力になる!

◎ テレビ東京 池上彰の緊急報告 大震災のなぜに答える第2弾 で生協のことが放映されました

助け合い組織の老舗、生協の救援活動の秘密〜

 

◎国際協同組合同盟、全世界の協同組合へ被災地支援を呼びかけ

世界各国の協同組合がつくる国際組織「国際協同組合同盟(ICA)」新しいウインドウが開きます は、今回の大震災による日本の被災地のために、全世界の協同組合に向けて支援を呼びかけました。“Japan Disaster Recovery Fund”(日本災害復興基金)を開設し、日本の協同組合による復興に向けた取り組みを支援することとし、全世界の協同組合に支援協力を呼びかけています。

国際協同組合合同盟(ICA)による支援の呼びかけ(一部抜粋)

日本の地震と津波の被災者支援に向けた世界への支援の呼びかけ

2011年3月16日

親愛なる会員団体の皆様へ

先週発生した地震と津波により被災した日本の皆様の状況を知るにつれ、自然の脅威を思い知らされるにいたっています。現時点での死者は数千人を超えており、何万もの人々が避難所生活を強いられています。ICAより日本の協同組合組織の皆様へ被災に際し深い哀悼の意を表します。

今回のすべての被災者の皆様に深い連帯と哀悼の意を表するとともに、ここにICAは世界中の協同組合組織の皆様に連帯を求めたいと思います。緊急支援が必要な実態がありますが、支援活動は長期に渡るであろうことが報道されており、復興には時間と資源を要することとなります。

ICAといたしましても、「日本災害復興基金」という名称の基金を設立し、日本の協同組合運動に資金協力し、その再建を積極支援することといたしました。

協同組合運動には相互扶助の長く誇るべき歴史があります。また、日本の協同組合は常に先頭に立って他の団体を支援してきました。どうか今回の震災により甚大な被害を受けた日本の仲間に向けて、何らかの支援を講じていただきますようお願いいたします。

ICA 会長
Dame Pauline Green(ポーリン グリーン)

(日本語訳 日本生協連 国際部)

 

パルシステムによる被災地支援が本格的に動き出しています

岩手へ、宮城へ、福島へ たすけあいの輪

パルシステムグループによる被災地への支援が本格的に動き出しています。支援隊の第1弾が岩手県へ炊き出しに出発したほか、パルシステム福島と宮城県のあいコープみやぎへは支援物資を提供しました。

☆ 岩手県へ支援隊第1陣

パルシステムグループは3月25日、東日本大震災の支援として支援隊の第1弾がさいたま市の岩槻センターを出発しました。

パルシステムグループ

支援第1弾として岩手へ向かう支援隊

支援隊は、パルシステム山梨からの4名と、パルシステム神奈川ゆめコープ、パルシステム千葉それぞれ2名の計8名、トラック4台の構成です。3日間の日程でカレーの炊き出しを行います。そのため車両には、材料となる牛肉と人参、じゃがいも、たまねぎが積み込まれました。

パルシステムグループは3月15日から19日までの5日間、日本生活協同組合連合会の災害支援先遣隊の一員として岩手県へ職員2名を派遣しました。支援隊第1弾は、先遣隊の報告といわて生協の要請を受けて派遣することとなりました。

☆ 宮城へは先遣隊が向かいました

宮城県への先遣隊

宮城県へは同日、先遣隊として職員4名が、宮城県のあいコープみやぎへ向かいました。構成は、パルシステム神奈川ゆめコープ、パルシステム千葉、パルシステム連合会からそれぞれ1名の計4名です。

あいコープみやぎでは21日から、米や野菜など5品目に限定して商品の注文を再開しており、先遣隊は今後の支援の内容について調査します。26日には、当面必要となる食料品や生活用品など約10tを緊急支援物資として輸送します。

☆ 福島には支援物資10tを届けました

福島県へは23日、会員生協のパルシステム福島へ緊急支援物資として食品や生活用品など約10tを届けました。

パルシステム福島は地震発生後、3つの配送センターすべてで活動を休止していましたが、21日から郡山センターが業務を再開しました。28日からは、いわきセンターでの再開も予定しています。

パルシステムグループでは28日から2日間の日程で、パルシステム連合会職員を先遣隊として派遣し、状況の確認や活動再開へ向けた支援の具体化に向けて調査します。

 

◎ 生活クラブふくしまからの現地報告

大津波と原発事故の災禍のなかで…

3月23日に消費材の配達と救援物資の搬入のために再び現地を訪れた土山雄司・生活クラブふくしま専務理事より、続報が寄せられましたのでご報告します。

生活クラブふくしま専務理事・土山雄司

皆様からの支援や激励に心より感謝いたします。

地震後初めて消費材や支援物資を届けてから一週間、前回よく分からなかった組合員の安否を気遣いながら配達に出かけました。

相馬市と新地町は福島県太平洋沿岸の北端に位置する地域で、相馬市25世帯・新地町45世帯の組合員がいます。先週から今週にかけて班内の組合員同士で連絡をとってもらい、今回各班ごとに聞き取った結果、この地域の組織の安否状況を概ね把握することができました。(改めて「班」の強みを再認識した次第です)。

現在の状況は、行方不明者1名、避難所生活8名、県外・県内他地域への避難12名で、住宅被害は全壊10戸、半壊が2戸でした。各班のようすは以下のとおりです。

見えてきた各班の状況

■「加藤医院班」

班長さんからは、1名の家が全壊し行方不明者となっていると聞かされました。班長さんご自身のお宅は無事で家族が寄り添って生活をされていました。2歳と1歳未満くらいの可愛いお孫さんがいらっしゃり、この子たちのためにも消費材の配達を続けなければと決意を新たにしました。

■「相馬4班」

震災の二日後にご主人を病気で亡くされた組合員がおられました。この状況下ではお葬式もあげられなかったとのこと。「でも主人を荼毘に臥すことができたのが唯一の救いでした」と気丈にもお話になっていた姿が忘れられません。この地域では身元の確認ができない遺体は荼毘に臥すことができず、身元が判明した時点で日にちを決めて一斉に火葬にしているとのことでした。

■「相馬2班」

この班には理事がおられます。理事より組合員の安否確認と避難状況のリストをいただきました。理事の息子さんは消防団員で行方不明者の捜索を行っていますが、放射能が怖くて業者の重機が相馬市に来てくれず、手作業による捜索で遅々として進まないということです。行方不明者のご家族たちは、亡骸であっても一日も早く発見されることを望んでおり、行方不明のままだと気持ちに整理がつかず前に進めないと話されていました。

西村理事と班の組合員

■ 「相馬1班」

動物病院を営んでおられた組合員は宇都宮市に一時避難されたそうです。ご主人が対応してくださいました。病院なのでレントゲンがあり放射能測定器を持っているとのこと。毎日、放射能を自分で測っているが、相馬市の数値は1マイクロシーベルトくらいなので県内の他の地域と比べて高くはないとおっしゃっていました。

■ 「新知町2A班」

龍昌寺というお寺の班です。新地町への救援物資搬入の窓口となってくれました。震災で亡くなられた方の遺骨を納めるお寺になっているそうで、毎日遺骨が運ばれてくるそうです。

■「新地町4班」

りんご農家の班です。新地町でも高台にある集落で大津波の被害は免れました。今後は福島県農産物に対する放射能の風評被害があることを心配されていました。

■ 「新地1班」

大戸浜・釣師という集落にある班ですが、班があった町全体が津波で無くなってしまいました。それにともない多くの方が避難所か県外へ避難している状況です。 千葉県の娘さんのところに避難した組合員からは、生活クラブの消費材が欲しいので柏市で組合員になりたいと連絡があり、柏センターの電話番号を教えました。 近くの避難所にも行ってみましたが、感染症予防のため部外者は立ち入ることが出来ず、中にいる組合員とは何とか建物のエントランスでお会いすることができました。 先週の新地町への救援物資は大変感謝されたとおっしゃっていただきました。それまでは野菜のカレーしか作れなかったけれど、生活クラブからいただいたお肉でカレーが作れて、とっても美味しく本当に嬉しかったとのこと。じつは先週の配達では、震災の被害で配りきれなかった班の配達品があり、すべて新地町に提供したのです。 また東京と茨城の組合員から一時避難場所の提供の申し入れがあった旨を伝え、避難所にいる組合員みんなで話し合ってもらうことをお願いしました。

新地町役場で支援について話し合う

龍昌寺班の組合員:皆さんマスクを着けているのは放射能対策

配達を終えて新地町役場の担当者の方と支援物資などについて話し合いました。担当者のお話では、食品などの救援物資は概ね充足してきたそうです。現状の生活の質が変わり、命を繋ぐ食料からいま求められているのは歯ブラシ・はみがき・シャンプー・リンス・ハンドクリーム・化粧水等の生活必需品に変わってきているそうです。車で走って見ても、確かに先週来たときよりは物資は豊富になっている様子でした。

 ただし、行政を通じて避難所には物資は届くようになりましたが、自宅にいる人たちへの物資の配給が滞っているとも聞かされました。ボランティアスタッフについては、現在は町民自身が担っているそうですが、町外からのボランティアを受け入れる態勢がまだ整っておらず課題だとも。

私の報告を読んでなかには「居ても立ってもいられない」と感じる皆さんもおられるかもしれませんが、生活クラブが人的支援を行う場合は町との事前調整が必要な段階なのです。ご了解ください。

新しい命の誕生に希望を見出す

避難所のエントランスまで来てくれた組合員

70世帯の組合員も含め多くの方々が住み慣れた家を離れ県外に出ていかなければならない状況です。町そのものが無くなってしまうのではないかと思われるほど酷い災禍。共にこの土地で暮らしてきた方々の人生が、自然の脅威だけではなく人間の傲慢さ・愚かさの象徴である原発事故によって踏み躙られる姿には、憤りしか感じません。

このような相馬市・新地町の現状でも、人々は茫然自失の状態から生活再建に、また、人として「生」と「死」を見つめられる状態になってきたようにも思われます。ただ、放射能の問題で多くの事柄が立ち止まらなければならない状況にある事も事実です。ふくしま単協としては、限られた力の中で、連合会と共に相馬市・新地町への支援を続けます。

こんな日常のなか、大震災で東京に避難した組合員が、3月21日(水)朝7時2,922gの女の子を出産したとの知らせを受けました。相馬市・新地町の組合員にとっては、一縷の希望となっています。そして、この子が、自分の故郷で健やかに育つ事ができる町を再建する事が、私たちの最大の責務だと思えてなりません。

 

◎ ユーコープ事業連合 知らない土地で生活する不安を和らげるお手伝い

ユーコープ事業連合(コープかながわ、うらがCO-OP、全日本海員生協、富士フイルム生協、コープしずおか、市民生協やまなし)は、神奈川・静岡・山梨県へ避難して来られた方々が、知らない土地で生活する不安を和らげるお手伝いをします。

ユーコープ事業連合は、東日本大震災により3県に避難される方々を対象に、店舗事業・宅配事業「おうちCO-OP」におけるサービスを開始します。

神奈川県・静岡県・山梨県は被災者向けに公営住宅などの提供を開始します。このためコープは、被災現地への支援だけではなく、被災地から3県に避難して来られ、知らない土地で生活をする方の不安を少しでも和らげるお手伝いができれば・・・との思いから、被災者支援に取組みます。

□ ご近所づきあいのきっかけ作り

コミュニケーションの場となるよう、避難してこられた方のお近くでおうちCO-OPを利用している組合員宅をご紹介します。また、個人宅配の紹介を行います。

(詳細は各生協により異なる場合がございますのでお問い合わせくだい)

□ 新たな生活立ち上げのお手伝い

おうちCO-OPをすぐにご利用頂けるように、通常は支払いのための口座引き落としの手続きが必要ですが、口座をお持ちでない方へも対応いたします。

□ 経済的な応援

●店舗
  • 3月24日からお買物総額から5%をお引きします。(全日本海員生協は対象外)
  • お買物袋を無料でご提供します。
    (お買物袋の無料提供は、市民生協やまなしのちづか店を除く全店舗。ちづか店はお買物袋を廃止しているため提供はありません)
●宅配(おうちCO-OP)
  • 宅配サービス良(手数料1回105円)を無料にします。
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