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2007年10月22日

『2007年神奈川県生協大会』が開催されました

日時:2007年10月17日(水)10時〜13時

会場:ワークピア横浜

テーマ:

『安全な食品を安心して食べたい』
〜食品の偽装はなぜおこったのか、その背景は〜

内容

(1) パネルディスカッション 10時〜12時30分

コーディネーター

・日和佐 信子 氏

(雪印乳業株式会社取締役・財団法人横浜市消費者協会理事長)

パネリスト 

・燗 久美子 氏

(コープかながわリスクコミュニケーション委員会委員)

・山田 理恵 氏

(朝日新聞北海道支社報道部記者・道庁記者クラブ所属)

・古屋 忍  氏

(株式会社不二家・CSR推進部部長)

・石村 幸夫 氏

(神奈川県保健福祉部生活衛生課・食品衛生担当)

 

(2) 展示・体験コーナー   12時30分〜13時

会員生協及(株)不二家 様の“食の安全”の取組み事例パネル展示と試食。

医療生協による“体組成計”を使用した健康チェックと健康アドバイス・健康相談。

 

主催:神奈川県生活協同組合連合会2007年神奈川県生協大会実行委員会

*実行委員会参加生協

浦賀生活協同組合、生活協同組合コープかながわ、生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ、生活クラブ生活協同組合・神奈川、福祉クラブ生活協同組合、富士フイルム生活協同組合、全日本海員生活協同組合、医療生協かながわ生活協同組合、川崎医療生活協同組合、神奈川北央医療生活協同組合、神奈川みなみ医療生活協同組合、神奈川大学生活協同組合、神奈川県労働者共済生活協同組合(13生協)

 

参加状況: 合計19生協・288人(1昨年15生協・190人)

生協名

参加人数

生協名

参加人数

浦賀生協

28

医療生協かながわ

19

神奈川高齢者生協

川崎医療生協

パルシステム神奈川ゆめコープ

26

神奈川北央医療生協

コープかながわ・ユーコープ事業連合

110

神奈川みなみ医療生協

福祉クラブ生協

10

神奈川大学生協

全日本海員生協

横浜市立大学生協

富士フイルム生協

県労働者共済生協

石川島生協

日本生協連

生活クラブ生協

静岡県生協連

横浜北生活クラブ生協

コープとうきょう

ナチュラルコープヨコハマ

神奈川県(来賓、パネリスト含む)

(4)

一般

横浜市、農水省関東農政事務所

(7)

マスコミ

(2)

県連・事務局職員

コーディネーター、パネリスト

(4)

合  計

288

◇会員生協では19生協257名の参加でした。

主催者挨拶する小林勉会長理事

来賓挨拶する鈴木次良県消費生活課長

シンポジウム会場風景

まとめ

(1) パネルディスカッション 10時〜12時30分

日和佐様と4名のパネリストの皆様

はじめに県生協連小林会長理事の主催者挨拶そして来賓の県消費生活課鈴木課長のご挨拶がありました。続いて、パネルディスカッション「安全な食品を安心して食べたい」〜食品の偽装はなぜおこったのか、その背景は?〜をおこないました。

パネリストの発言は、消費者代表の燗氏の問題提起で始まりました。それを受け、朝日新聞社の山田氏、(株)不二家の古屋氏、県生活衛生課石村氏が取り組みを発言しました。その後会場より質問を頂き(16名の方よりいただきました)、パネリストからお応えするという形で議論を深めました。

 

《パネリストの発言要旨》
コープかながわリスクコミュニケーション委員会委員  燗 久美子 氏

数々の偽装や改ざんが誰の手によって、何故、見過ごされて、許され続けてきたのか。経営者や周りの人の自社製品への誇り・思いは無いのか? 生産・品質管理に携わっている従業員の声をどう受け止め、本当に大切に考えていたのか? 何故内部告発という事態になったのか? また、食品安全条例のある北海道で何故、偽装や改ざんを防げなかったのか? 地方自治体の役割は何なのか? どこに問題があるのか? どうすれば、食の安全・安心が守られるのでしょうか? など問題提起がされた。

 

朝日新聞北海道支社報道センター記者  山田 理恵 氏

食肉偽装事件は内部告発の後朝日新聞社に情報が入っている。情報提供を鵜呑みにせず、DNA検査を行い科学的根拠に基づき報道した。白い恋人事件も内部告発の後、再三の保健所の改善指導を無視、隠し切れず記者会見。といずれも「ばれなければいい」「死ななければいい」という経営者のモラルの低さ、危機管理意識の欠如がある。など報道現場の生の話しがあった。また、北海道には食の安全・安心条例はあるが、機能しなかった。条例は作ればいいのではなく実効性が不可欠だ。と協調された。

 

(株)不二家CSR推進部部長 古屋 忍 氏

「期限切れ原料の使用」「製品の消費期限を越えた表示」「製品一般生菌数が社内基準を超えていた」「工場の衛生管理できていなかった」など、一連の問題の原因は法律・社内基準などを徹底する、衛生管理・品質管理をマニュアルどおり行っていなかったこと。同族経営(企業統治・事業体制)による事業改善への意識低下などに問題があったことによる。

1月より「外部の眼で経営の監視、原因究明と提言を頂く」「経営体制の抜本的改革」「食品の安全性チェックのための新システムの導入」「企業風土・社員意識の変革」「消 費者への情報開示」「山崎製パン(株)との資本提携、資本注入と人的交流」など経営改善に取り組み始めている。

 

神奈川県保健福祉部生活衛生課課長代理 石村 幸夫 氏

北海道の食肉偽装事件の国や北海道の調査結果事実の把握、そして事件の影響や問題点の把握を通して、神奈川県の対応を決め実施。具体的には「関係部局の連携、情報の共有化」「神奈川県食の安全・安心県民会議での情報提供・意見交換」「7月1日から食肉処理施設への立ち入り調査し、原材料肉の使用状況、食肉の加工状況、表示等の点検実施。」など実施した。また、消費者や事業者からの情報提供はさまざまな窓口を通じて常時寄せられている。適用法等の検討、協同調査の実施、他の行政機関への通報含め、迅速・適切に対応している。

県では「食品衛生監視指導計画」に基づき、今後も効果的、効率的な監視指導を行う。

 

◆最後に、コーディネーター 雪印乳業株式会社取締役 日和佐氏がまとめを行いパネルディスカッションは終わりました。

《日和佐信子氏のまとめ要旨》

4名の発言で「食の安全を確保する」上での生産、流通、消費までの各段階における問題点がはっきりしてきた。その問題点をなくすためには、平成15年につくたれた「食品安全基本法」を企業、事業者、行政がそれぞれの役割を果たすこと。また消費者も入りがそれぞれの役割・責任を果たせるような社会システム作りが必要だ。神奈川県生活協同組合連合会は条例制定をめざしているが、そうした実効性ある社会システム作りとなるよう運動をすすめてほしい。

「食品安全基本法」では

企業の役割

法律に触れなければいいという時代ではない。商品になる原料が作られ、加工され、流通し、消費者に届くまでのプロセスが重要である。消費者の方向をどれだけ向いているかが問われている。具体的には「安全な食品を供給すること」「情報を開示すること」「行動指針を作り公開すること」。

行政の役割

コーディネーター 日和佐信子様

縦割り行政の弊害をなくす。消費者の視点に立って計画をつくり実施すること。

消費者の役割

  • 常に批判的な意識を持つ
  • 自己主張と協力をしましょう
  • 公正な取引がなされるよう、社会的関心を持ちましょう。
  • 自分の消費行動が他の弱者への影響を考えましょう。
  • 環境への配慮を行いましょう。
  • 連帯していきましょう。

 

◆続いて、神奈川県生活協同組合連合会専務理事 毛内良一より今後の「食の安全」に関する以下のような方針提起を行いました。

神奈川県生活協同組合連合会と神奈川県消費者団体連絡会で一緒に、県内の多くの団体、県民の皆様にも呼びかけ、来年1月から「かながわ食の安全・安心条例」(仮称)制定を、神奈川県知事及び神奈川県議会に要請する署名運動に取り組みます。「生産から消費までの食の安全・安心の社会システム」をみんなの力で実現させましょう!

 

(2) 展示・体験コーナー   12時30分〜13時

体験コーナーと展示・試食コーナー。 体組成計測定後、看護師に健康アドバイスを受けているところ。体組成計測に裸足でのると、たちどころに「体重」「体脂肪率」「骨量」「筋肉量」「脂肪量」「肥満度」などが分かります。

◇展示コーナーは、「食の安全」をテーマに各生協で取り組んでいることのパネル展示・試食を行いました。

 

生協名

内容

1

浦賀生協

○産直取組み紹介

コープかながわ

○輸入食品の安全性について(商品検査センター報告・・・リーフレット配布

○試食  冷凍えだまめ、ウーロン茶

3

パルシステム神奈川

ゆめコープ

○産地の安全・安心の取り組み(パルシステムの産地直送の取組み)

○組合員参加の取り組み(産地公開確認会)

○流通の取り組み(牛肉生産情報システム)

○商品検査センター

○試食 ポテトチップス

4

生活クラブ生協神奈川

食の安全・安心を守る自主監査制度について

富士フイルム生協

食育について

7

株式会社 不二家

○業務改善の取組み

○試食  チョコレート菓子

 

◇体験コーナー

医療生協かながわ、川崎医療生協、神奈川北央医療生協、神奈川みなみ医療生協の4医療生協の協同企画として、健康チェック・健康アドバイスを行いました。

体組成計を4台、看護師3名で行い、40名の方の参加いただきました。

※終了後参加者128名の方よりアンケート提出いただきました。質問はお返しいたします。また声は今後に生かしていきます。ありがとうございました。

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